COLUMN

くらす服|自然の色が、育てる「暮らし」

くらす服は、一枚一枚職人さんに手で染めてもらう服。
生地は、昔ながらの「吊り編み機」でゆっくりふっくらと編み立ててつくったこだわりのもの。筒状に編み上がった生地をそのまま使いました。

10種類の草木の色から、お好きな色をお選びください。
草木からいただいた色で、一枚一枚手染めして仕上げます。

色褪せが気になってきたら、お好きな色で染め重ねいたします。
何度でも無料で、前回と違ったお色で染め重ねすることも可能です。
色を重ねることで、自分だけの一着に育ちます。

くらした月日が、やどる服。
染みさえいとおしく思える一着をめざして、作りました。

1時間に1mしか編めないといわれている昔ながらの「吊り編み機」で、ゆっくりふっくらと編み立ててつくったこだわりのカットソー、Tシャツ、ドレス。

筒状に編み上がった生地をそのまま使いました。

オーガニックコットン100%使用で、コットンの素朴な風合いと、綿花が持っている本来の柔らかさを楽しめる、長く大切にできる一枚になっています。

そんな「くらす服」の大きな魅力である、「色」についてご紹介します。

キハダ色
赤のイメージが強い柘榴(ざくろ)の実の皮を煮出して染める色。
黄蘗の幹の内皮のような、少し茶味が混ざった、温かさと同時に強さを感じる黄に仕上がります。

ハイザクラ色
椰子の実の種、檳榔子(びんろうじ)を煮出します。
昔は黒の下染め用に使われましたが、tezomeyaでは媒染(ばいせん)を工夫して柔らかで優しいピンクベージュに仕上げます。

ニ色
丹(に)とは黄味がかった赤土のこと。
柘榴(ざくろ)でくすんだ黄に染めてから印度茜(いんどあかね)の赤を重ねて優しいオレンジに染め上げます。

鴇(トキ)色
根が赤いことから“あかね”と名付けられ、古来より世界各地で赤を染める茜。
印度茜(いんどあかね)を使いトキの風切羽のようなすうっと目に入り込む赤に仕上げます。

蒲萄(エビゾメ)色
ヤマブドウの古名「えびかずら」の果実を模した蒲萄色は古代の流行色。
五倍子(ごばいし)と印度茜(いんどあかね)を染め重ねて、適度にくすんだ赤みの紫に仕上げます。

フジネズ色
ヤマブドウの古名「えびかずら」の果実を模した蒲萄色は古代の流行色。
五倍子(ごばいし)と印度茜(いんどあかね)を染め重ねて、適度にくすんだ赤みの紫に仕上げます。

ニビ色
“鈍(にび)”とは古来のグレーの総称で喪を表す色。
暗くなり過ぎないよう工夫しながら矢車附子(やしゃぶし)の実で染めるtezomeyaの鈍色は四季を問わず楽しめるグレーです。

オイタケ色
柘榴(ざくろ)の黄に、媒染(ばいせん)で少しのくすみを足し入れる加減が難しい染め色。
“若竹”ではなく、“老竹”の渋みがにじみ出る彩りに仕上げます。

ミル色
海藻の海松を模した深いカーキグリーン。
楊梅(やまもも)の黄色を媒染でしっかりくすませます。柘榴の黄色を使っても出てこないこの深い緑味は、楊梅だからこその色。

縹(ハナダ)色
“縹(はなだ)”とは「藍で染めた色」という意味。水縹、薄縹、中縹、深縹・・。
古来から様々な濃さの藍染めがあります。印度藍(いんどあい)を使い少し濃いめの縹に仕上げます。

暮らしを重ね、色を重ねることであらわれる、やさしい自然の色。
あなただけの1枚をぜひ。