COLUMN

[ 北の竹かご 勝かご展 Opening event ] Salvia納涼会・いがらしろみさんお話会

「北の竹かご 勝かご展」

ー北の暮らしの知恵 自然に還る民藝 持続可能な暮らしー
8月10日(土)〜9月1日(日)

北海道・旭川在住の小林勝行さんの編むかごは、長い冬の間、降り積もる雪をぶあつくかぶり鍛えられた、北海道の根曲がり竹をつかっています。
88歳になった今も、自ら竹を採取しに山へ行くこともあります。高齢ゆえに数はたくさん作れない。
だからこそ、長く使ってもらえるようにと、とても丈夫に作られています。

北の荒々しく厳しい自然や田畑での仕事にも、曲がらず折れず、しなやかに応える、勝かごの働くかご。
使い手とともに暮らしをととのえ育ててくれる、セキユリヲの愛する暮らしのための道具です。

北の大地から、小林勝行さんの竹かごをたくさんお届け!Salvia蔵前店にて、持つも軽やか、見るも涼しい、竹かご展を開催します。

\Opening Special Event/

●Salvia納涼会
8/10(土),11(日)11時〜18時
参加費500円(romi-unieアイスクリーム付き)
セキユリヲ在廊します

●いがらしろみさんお話会
8/10(土)13時〜60分程度
聞き手:セキユリヲ
参加費1000円(romi-unieアイスクリーム付き)

かご展のオープニングイベントは「Salvia納涼会」開催!
romi-unieとっておきのアイスクリームをいただき、隅田川の美しい景色を眺めながら、みんなで夏のひとときを楽しみ、涼みましょう。

10日(土)13時からは特別に菓子研究家のいがらしろみさんのトークイベントをひらきます。お菓子作りと素敵なお店を営むろみさんの生き方や仕事観をじっくり伺えるチャンスです!

●納涼会の会場はSalvia Shopの2〜3階です
●事前前売り券は下のアイテムよりお買い求めください

■『勝かご』職人:小林勝行さん

幼少期に「親の見よう見まね、体で覚えた技術は確か。なくならない。」と勝行さんは言います。籠の材料である根曲がり竹の特性を活かし、釘や針金を使わずすべて自然に還る素材にこだわり、いかに長く使うことができるか、人の暮らしのために役立つかを大切に籠作りをされています。

日本古来からあるサーキュラーエコノミー、勝行さんはその実践者でもあります。

工房を焼失した苦難もなんのその、手仕事があれば生きていける。勝行さんの籠を手にすると、人の暮らしとは、生きるとは、不器用で、多少の荒々しさをともなうもの、そういう中で擦れて磨かれ削られて、熟してくものなのだということを、改めて思い起こさせてくれます。

■原材料:根曲がり竹

ちしまざさという学名を持つ根曲がり竹は、主に北海道や本州の日本海側の地域に自生しています。特に雪深い地域に多く、東川町のシンボルである大雪山でもたくさん見られます。

長い冬の間、根曲がり竹は、かたく重たい雪に覆われて根は曲がるけれど、幹は折れず曲がらず、しなやかで強いのが特徴で、使うほどに味わい深い色へと変化していきます。

■勝かごとセキユリヲ(salvia)

愛でる道具ではなく、自ら使って生かす道具。
そんな竹かごに、スウェーデンのカード織りによるベルトの取っ手や飾りで、彩りを加えます。素朴な竹かごにカード織りを合わせると、愛らしさが一層増します。

六ツ目編みの竹かごに草木染めの巾着を入れれば、網目からモノが落ちる心配もありません。紐を縛れば中が見えず、お出かけの際も安心です。

ぜひSalvia shopにて、お手に取ってみてください。