STORY|くつしたを楽しんで、こだわって
なだらかな山々に囲まれた奈良県広陵町。
11月からオンラインショップでもお届けを開始した、サルビアの【ざっくり編みくつした / 杢ウール】は、この町で長くくつしたを作り続けてきた創喜さんによってつくられています。
日本一のくつしたの産地である奈良県広陵町には、かつて200件ほどくつした工場がありましたが、2020年には40件ほどになってしまったそう。
そんな中でも、創喜さんは1927年創業、昔の機械を大切に使いながら丁寧にくつしたをつくり続けている工場です。
工場には様々な種類の編み機が所せましと並んでいて、のこぎり屋根の窓からやわらかな陽の光が差し込んでいました。編み機は長さ、形、柄を読み込む金属部品、くつしたの糸がかけてある部分、くつしたを編む針が並んでいる部分が組み合わさってできているのだそう。
案内していただいている途中、工場の一角にはなにやら金属の加工工場のような場所を発見しました。
日本ではもう少なくなってしまった貴重なローゲージの編み機を大切に使い続け、部品がなければ自分たちで工具を用いて切ったり研磨したりされているそう。
職人さんたちが機械に寄りそいながら、手間をかけて作業されている様子がうかがえました。
普段なかなか知ることのないくつしたの製作工程を広く知ってもらおうと、創喜さんがイベント等で体験の場を提供されている「チャリックス」。自転車をこぐ動力で編み機を動かし、くつしたを編み上げるという驚きのアイデア。
サルビアスタッフも体験させてもらいました。
選んだのは、シャリっとした質感の吉野葛からつくられる和紙の白い糸と、綿の白い糸の他に、3色の糸を選ばせていただきました。
できあがりをイメージしつつ選んだのは、エメラルド、グレー、ピンク。
早くもなく遅くもなく一定の速さでこぐのがポイントとのこと。
くつしたのかかと部分は、編み目の数を減らしながら半回転して編まれていくのですが、その部分になると自転車のペダルが少し重く感じました。
自転車をこぎ続けることおよそ5分片足が編み上がりました。両足を編み終えると、その場でつま先の縫製と仕上げ作業をしてくださり完成!
自分だけの1足ができあがり、嬉しいおみやげになりました。
「日本一ワクワクするくつ下工場」を目指している創喜さん。
くつ下をたのしむ実験室【 S.Labo】をつくり、ワークショップや、チャリックスなどの体験も通して、くつ下の魅力の発信も行っています。
気になった方はぜひ、創喜さんの取り組みを調べてみてくださいね。


