COLUMN

STORY |「 土に還すみつろうラップ」ができるまで

サルビアでは、「一人じゃできないことを、salviaと一緒に。」をテーマに、これからの豊かさを自分たちの手で育てていく活動「サルビア こころみるかい」を2019年よりはじめています。

「エコラップ研究会」はこころみるかいの活動の一つ。
「みつろうラップ(エコラップ)」は、はちの巣を形作っている蝋を精製した「みつろう」を使って作る食用ラップです。みつろうラップは材料の配合次第で、仕上がりが変わるため、さまざまな使いごこちになります。今回、私たちの暮らしにここちよい配合を探りながらサルビアこころみるかいの会員さんと一緒に研究し、アイテムをつくりました。

アイテム企画に向けて開催した「エコラップ研究会」の様子をご紹介します。

それぞれがラップに使いたい布を持ち寄り、
まずはみつろうラップをつくってみるところからスタート。

みつろう、ホホバオイル、松脂を湯煎で溶かして混ぜ合わせ、

材料を布に塗り、

丁寧にアイロンを掛けて、

完成!
みつろうラップが出来上がったところで、
1回目のワークショップは終了。
作り方自体はとてもシンプルなのですが、どんな布を使うのか、材料をどう布にしみ込ませるか、材料はどんな配合にするのかによって、だいぶ仕上がりが違ってくることがワークショップを通してわかりました。

2回目のワークショップでは、前回つくったみつろうラップを実際に暮らしの中で使ってみて、どうだったか、どんなラップがここちよいのかを話し合いました。

粘着力が強い仕上がりのラップと、サラッとしているラップ、
使うシーンによって、
どのような仕様のラップがよいのかは変わってくるという意見に。

ラップに切り込みをいれてカバーにしたり、

みつろうラップを折ってみたり、

余った材料で、ワックスペーパーをつくってみたり。
応用編のアイデアもたくさんあがりました。

どんなみつろうラップをつくるのかということだけでなく、
どうラップを使うのか、というテーマまで話が広がり、
サルビアスタッフが思いもよらないアイデアがどんどん膨らみました。
「さらっとしつつ、しっかりくっつく」
こんなラップがあったらいいな、つくりたいラップのイメージも固まりました。

「エコラップ研究会 アイテム企画編-」はこれにて一旦終了。
ここから先はつくり手さんへ想いを伝えて、形にしていきます。
今回参加してくださった光さん、礼さん、ありがとうございました!
(サルビア 曽志崎・谷掛)